「七夕の願い事」2018.07.01

 短冊に願い事を書いて笹の葉に吊るす七夕。子供の頃は願い事が叶うと信じて、
7月7日が近づくと何の願い事をしようかとワクワクしていました。
 七夕が日本に伝わったのは平安時代で、当時は宮中で香をたき楽を奏でて短歌を
楽しむものだったそうです。江戸時代になってそれが庶民に伝わり、子供の健やか
な成長を願う節句行事のひとつとして習い事や学業の上達を短冊に書き、生命力の
強い笹や竹に吊るすようになりました。
最近はこの初夏の風物詩である笹や短冊もあまり見かけず少し寂しい気がします。
 

 子供の健やかな成長といえば、先日、私が外出先でエレベーターに乗ろうとした
時の事を思い出します。エレベーターを待っていたのは私と5歳くらいの男の子を
連れた若いご夫婦。エレベーターが着いてドアが開くと、その男の子は降りる人を
待たずにエレベーターに急いで乗り込もうとします。その時お母さんが「降りる人
が先でしょ」と優しく言うと、その子は「はい」と言い、ちゃんと待ってからエレ
ベーターに乗り込みました。エレベーターの中で「いい子だね」と心でつぶやきな
がらその子を見ると、男の子は恥ずかしそうにお父さんの陰に隠れます。お父さん
は愛おしそうにその子の頭を撫でていました。何でもないこの一連の様子で、温か
い家庭とその子の将来まで予想できました。後日この話を友人にすると、友人も
こんな話をしてくれました。
 彼女は蛍見物に行って2組の対照的な家族を見たそうです。一組は捕獲網で飛ん
でいる蛍を捕って虫かごに入れて嬉しそうな親子。もう一組は、それを見て「僕も
網を持ってくれば良かった~」と愚図る子供にお母さんが「蛍はここで遊んでいる
のが一番幸せ。あなたも遊んでいるときに知らない人にどこかに連れていかれたら
嫌でしょ」と諭す親子。友人は思わずそのお母さんに「息子さんはきっと素敵な
大人になってくれますね」と声をかけたそうです。
 躾(しつけ)は、身を美しくすると書きます。それはこうした日常の何気ない
出来事の中で自然に身についていくものなのでしょう。子は親の価値観や考え方を
自然に受け継いで人格を形成していきます。子供に品格ある豊かな人生を築いて
欲しいと願うなら、親が自ら襟を正さなくてはならないようですね。
 

 さて、このところ身近な福岡でも、動物の虐待事件が相次ぎ、心が痛いばかり
です。犯罪者の55%に動物虐待の経験がみられるという統計が出ています。
 動物虐待は動物の問題ではなく人の心の問題なのです。
たかが動物虐待と見て見ぬふりをせず、社会問題としてみんなで考えていかなけ
ればならないことだと思います。
 動物の幸福度は健全な社会のバロメーターなのですから。
 
 
                       by 福岡のHandsome Woman

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