「進化の功罪」2018.04.01

 日本では春は新しい始まりの時であり、新世界に踏み出す区切りの季節。
「新」という漢字は「今までにない、はじまり、改める」などの意味を持ち、ワクワク、
ウキウキ、そして同時にピリッと気が引き締まって、私はこの字が大好きです。
 さあ、目線をしっかりと上げて、前を向いて歩き出しましょう!
 

 目線を上げてと言うとどうしても気になるのがスマホ。
2010年あたりからスマホが登場。それからまだ10年もたたない間にスマホは世界中を
席巻し、その普及率と比例してうつ向いている人の姿も急増しました。インターネット
という情報の怪物がさらに身近になった訳です。SNSによる犯罪も多発し、匿名の投稿
で人を傷つけたり、社会を不安に陥れる卑劣な行為が蔓延していることは由々しきこと
です。
 先日、運転中のスマホで死亡事故に繋がった事件で、異例の“求刑より重い判決”が
下されました。事件の重大性を社会に知らしめた司法の鉄槌です。スマホの利便性は
今後ますます進化していくでしょう。
 大事なのは使い方。スマホという道具をどう使いこなすか、使い方で持つ人の品格が
問われます。
 
 さて、先月は人間が作り出したAI犬「アイボ」のお話をしました。
しかし、実は生きた「犬」も人間が作り出した生き物であることをご存じでしょうか?
 あくまでも純血種の話ですが、人は自分たちの目的のために犬たちの近親交配を繰り
返して新しい品種を作り上げてきました。ダックスフントの足が短いのは、アナグマの
巣穴に入れて狩りをする為に。牛と戦わせるブルドッグは噛みやすいように鼻が短く、
振りほどかれないように手足も短く。そしてただ愛玩のために作られた超小型犬。
 そのため、純血種は近親交配による遺伝子異常で多くの遺伝病を持っています。
ブルドッグは自然分娩ができない個体が多く、チワワは頭蓋骨の病気が多く、ダックス
フントやラブラドール、ゴールデンなどは背骨や腰に異常が出やすいなどです。正当な
ブリーダーは、勉強を重ねてこれらを減らす努力をしていますが、残念ながらそんな
ブリーダーはほんの一握りです。
 人間の都合で人為的に作り出された犬たち。彼らは野生動物ではありません。
人と共にいるしか生きる道はないのです。
そして人には自分たちが作り出した生き物を見守り続ける責任があります。
 
 「スマホ」も「犬」もすべて人間が作り出したもの。
どう向き合い、どう付き合っていくのか。近未来がどうなっていくのか憂慮しつつも
人間の英知に期待します。
 
 
                       by 福岡のHandsome Woman

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