「維新から150年」2018.01.01

新年あけましておめでとうございます。
皆様にとって幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
 
 今年は戌年。もともと十二支は中国で殷の時代に作られた12年周期で地球をまわる
木星の位置を示すもので、時間や月日を表していました。これを大衆が覚えやすいように
動物の名前にしたのが十二支の動物たちです。しかし、猫も昔から身近な動物なのになぜ
猫年がないのか不思議ではありませんか?そこで調べてみると、日本にもこの十二支に
まつわる面白い民話があることを知りました。
 「昔、神様がすべての動物たちにお正月に挨拶に来て、早く着いた順番に十二支の動物に
命じるとお触れを出しました。動物たちは我こそはとその日を待っていましたが、いつ行けば
いいのかを忘れた猫はネズミに尋ねました。ネズミは2日だと猫に嘘をついたのです。さて
大晦日の日、自分が早く走れないことを知っている実直な牛は、皆に遅れないように前日の
夜に出発します。それを納屋で見ていたネズミは牛の背中に飛び乗りました。一番に着いた
のは牛でしたが、着く直前にネズミは牛の背中から飛び降りて一番に神様に挨拶をしたのです。
騙された恨みで今でも猫はネズミを追いかけるのだそうな」というお話。民話って面白い!
 
 さて、今年は1868年「五か条ご誓文」が出された明治維新から150年の節目の年になり
ます。日本は、これを境に大きく世界に目を開くことになりました。維新に活躍した数々の
人物もさることながら、私は維新当時まだ5歳だった新渡戸稲造の偉業にとても興味をそそ
られます。国内の教育活動でも知られる稲造ですが、「我、太平洋の架け橋とならん」として、
今から100年以上前に国連事務次長を務め、世界平和に力を注いだのも稲造。そして何より、
日本人の精神を世界に紹介するために彼が1900年に英文で出版した「武士道」は広く欧米で
翻訳されベストセラーになったことは大きな成果だと思います。
 広い世界に出てそこで活躍するためにはまず、自分の足元をきちんと紐解いて相手に知ら
しめる。これは成功の重要なファクターになり得ます。
 命を懸けて理想の国を目指した先人たちは、今日の時代を想像したでしょうか?
 今、日本は国力を誇らんと東京五輪に向かって狂ったように爆走している。確かにそれは
経済面でも大きなエネルギーになっています。しかし、日本の真価が問われるのはその
東京五輪が終わった後なのだと思っています。宴の後の何とやら・・・・。
 
「武士の教育において守るべき第一の点は、品性を建つるにあり」 新渡戸稲造
 
 
                       by 福岡のHandsome Woman

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