首里城の大規模火災で考えること
2019年10月31日未明に発生した大規模な火災により、首里城の主要な建物である
「正殿」や「北殿」、それに「南殿」などが全焼しました。
「世界遺産」に登録されている歴史的な財産を失い、沖縄県民の皆さまをはじめ、
多くの皆さまが心を痛めておられることと存じます。
心よりお見舞い申し上げます。
2019年4月15日にフランス・パリで発生した世界遺産ノートルダム大聖堂の大規模
火災を受けて、国は歴史的建造物の防火体制を強化していたのですが、首里城は
復元建物であるため対象から漏れていたのは残念でなりません。
首里城が焼失したのは、1453年、1660年、1709年、1945年に次いで今回が歴史上
5度目となります。
玉城デニー沖縄県知事は、沖縄の本土復帰から50年となる2022年5月までに首里城の
再建計画をまとめる考えを明らかにしており、長い道のりとは思いますが再び美しい
首里城が見れる日が来ることを願っております。
大地震や豪雨などの自然現象は、人間の力ではくい止めることはできませんが、
日頃から対策をしておくことで災害による被害を少なくすることはできます。
弊社では災害に備えるための取り組みとして、福岡市民防災センターで映像や体験を
通して災害の知識と対策を学び、社内では防災関係のグループワークを実施しました。
また、救急救命の取り組みとして本社オフィス&ファクトリーのみ設置していたAEDを
東京オフィス・大阪オフィスにも先日設置し、全拠点合わせて5台となりました。
11月5日は「津波防災の日」と定められ、全国各地で防災訓練が行われました。
弊社はこれからも防災の意識を高め、いざというときに迅速な対応ができるよう
更なる取り組みを続けて参ります。